遠すぎる猛禽はまともに撮れない
昨日のハチクマにクマタカは遠すぎた。遠いと大気のメラメラでボケた画像しか得られないのは当たり前だが、気になるのがAFの設定。今の設定はAF-Cダイナミック25点をメインに時々1点や9点にすることがある。153点はアカショウビンの巣からの飛び出しと横切り狙いで、AFポイントを右端にして巣に持っていき、リモートスイッチでシャッターを押して成功したことはあるが、基本的には他にピントを取られることが多く使っていない。3Dトラッキングやオートは上手く撮れずで、グループエリアも最初は良いと思ったが、しばらくして周囲の状況によっては上手く撮れないことが分かったので止めた。カワセミ相手での確認で、周囲に草が多かったり背後に護岸のコンクリが入る時の話である。空抜けや遠い山のバックの猛禽はどうか、飛ぶ機会が少ないので色々試していないが、やれば多少マシな設定が見つかるのかな。正確にフォーカスポイントで追うのが正当だが、シャッターを押した時に揺れることが多く遠いと外れる。雲台の締め付けを少しきつくして動きを固くすれば・・・・?
テレコンを付けて少しでも大きくすればフォーカスしやすいかと思うが、実態は画像の劣化でアカン。距離が近ければ良いが遠いとモジャモジャ画像となりテレコン無しで大きく拡大した方がマシ。テレコンは本来遠い距離で使いたいのだがレンズの解像を落としよる。レンズを追加するので本来のレンズ性能を維持できないのは当たり前だろう。分かっていても遠すぎると使ってしまう。使ってそれなりに撮れるのは150m(地元のハヤブサの距離)~200m(チュウヒの東の端からの撮影)でTC14Ⅲ、17Ⅱを使った。TC20Ⅲは以前に328、70-200㎜f2.8所有の頃に使った。f4レンズでもAFが遅くなり多少歩留まりが悪いもののAFは問題なかったが、画像劣化が極端だったので328と70-200㎜f2.8を手放したこともあり売却した。TC-17Ⅱは300㎜f4で使用し、500㎜f5.6でもf9.5となるがAFは普通に動作するので残しているが、あまり使っていない。
掲載は上がノートリ、下はトリミングで1200pixel等倍。拡大以外は無修正で修正すれば多少マシになる。
昨日のハチクマ D850と600㎜f4
チュウヒ D850と600㎜f4
この地のチュウヒは奇麗に撮れるのは早朝だけ、快晴なら8時になれば遠いとボケボケだった。
オオワシ D850と600㎜f4
冬の日差しなら少しマシに撮れる。これまでの経験から、色が黒と白で茶色一色に近い鳥に比べ撮りやすいこともある。
以前のクマタカ D500と600㎜f4
朝は雨がショボついている。天気が回復すれば、昨日倒したD850と600㎜f4のチェックを近場で行いたい。
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