オオワシ撮影記録(再作成)
初撮影の2008年1月から本ブログ開始(2018年9月)前の各シーズンの良かった画像を選出してみた。2015年以前は写真アルバム(BIRD WORLD)に掲載していた保存画像から拾っているので拡大画像のサイズが違う。
カメラはフルサイズ機、APS-C機、ニコン1等色々、レンズは大砲、望遠ズーム、望遠単焦点など色々、やはり新しく価格が高いほど奇麗に撮れているが価格ほどの差は無いように思う。画像の奇麗さで影響するのは、撮影距離と大気状態それに日差しに対する撮影角度、特に大気状態と日差しに対する撮影角度が読めなかった頃は、ボケ画像が多く歩留まりが悪かった。
オオワシを奇麗に撮るには、近くを飛ぶ時に確実に撮るしかない。近ければAPS-C換算で600㎜あれば十分で、手持ちでも奇麗に撮れる。”重い機材担いで行く必要はない”・・と年を取るにつれ思い最近は手持ちの方が多い。
●2008年
初撮影1月6日の画像、初ショットはまともに撮れなかったと思う。姿を見て止まりものが撮れただけで喜んで帰った。レンズは300㎜f2.8+TCだったが、上手く撮れないで500㎜f4を購入したが間に合わず。
この頃は止まりものを如何に上手く撮るかだけを考え、飛びものを撮ることなど考えていなかった。
●2008-09年
カワセミ、ヤマセミで飛びものを既に撮っていたので、2シーズン目になると当然飛びものも狙うようになるが難しかった。AF-Cシングルではピントが直ぐに外れまともに撮れず、AF-Sでは一発勝負でシャッター半押しで捉えても押した瞬間には外れていることが多く、マグレでしか撮れなかった。距離が遠く十分追えなかったためだろう。また、三脚撮影でVR・ONにしていたが、当時のレンズはOFFの方が良かったようだ。
500㎜f4デビューのシーズンだったが距離が遠かったのでTCを使っていた。後にこのレンズではあまりTCは使わなくなる。
●2009-10年
3シーズン目になると多少自信を持つが、今から考えると当たり前だがまともな画像は撮れなかった。オオワシを見つけて構えシャッターを押すのみ、カメラの設定はモードAで露出補正は気にしていたが、ISO感度やAF設定などはあまり考えていなかった。AFはCかS共にシングル。
●2010-11年
撮影の悪戦苦闘が続きオオワシ撮影は難しくこんなものかと思いながらも、何とか上手く撮れないかと何度か行った。この当時は晴れの日が良いと思っていた。
●2011-12年
測光1点、AF-Cダイナミックに変え、飛翔撮影開眼のシーズンとなる。モードはAとMを共用したが、どちらが良いか分からずAが主体で、山バックから空抜けを追う時は連写中に露出補正を変えていた。ISOはオートか固定かの迷いがあった。
魚持ち帰りを奇麗に撮れたのはこの時が初めてでモードM、田んぼに雪が残る日だったがその時は雪の照り返しの効果には気がついていなかった。
2012-13年
モードAで再び撮るようになったがISOは固定で、露出補正を大胆に変えるようになったシーズン。
●2013-14年
今の撮影設定が固まったシーズンである。モードM、測光中央1点、AF-Cダイナミック、ISO固定、ISO固定のため晴れから曇りなど暗さが変わると、頻繁にISO変えて確認のための試し撮りをするようになる。
●2014-15年
初日にV3と1用70-300㎜のみで行き十分な画像が得られた。手持ちでのオオワシ撮影に自信を持ち、このシーズンから一眼レフでの手持撮影が多くなり、手軽にオオワシ撮影ができるようになった。最近では、大砲と三脚より手持ちの方が多い。画像は多少劣るが山の麓⇔湖岸と気楽に移動できるので撮影が楽しめる。
田んぼに雪が残る日は照り返しで奇麗に撮れるに気付き、雪の降った翌日が晴れなら必ず行くようにしている。
●2015-16年
完全に自分の撮影が定まりある程度どうすれば上手く撮れるかもわかろ、条件次第だがそれなりに撮れるようになった。
●2016-17年
思わぬ収入が有り、600㎜f4、D5、D500を購入したがAFの追従がかなり良くなり歩留まりが良くなった。画像も奇麗になったように思う。
●2017-18年
この年以降進歩無し、気軽に撮るため手持撮影に重点を置いている。
大砲は、ロクヨンを使用しているのでこれ以上となるとハチゴロウになる。ロクヨンにTC14をつければハチゴロウ、本物のハチゴロウの性能を引き出すには自分の腕では無理と思う。手持でどこまで奇麗に撮れるかに挑む方が撮影が面白い。
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